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現役JCメンバーがトークする委員会別座談会。
第一弾は広報委員会が登場。
日頃、金沢JCに対して感じている思いやこれからの活動のあり方について、5人が本音で語り合った。

JCって、何?

JC=青年会議所。
どんな青年が集まり、どんな思いで活動しているんだろう。

JCって、どう表現したらいいですか?

宮地
一番強烈な異業種交流会、ですかね。この集まりだけでもさまざまな職業の人がいて、まず、普段の生活で一度に会うことはないですよね。JCでは年齢や職業に関係なく密接に連絡を取り合い、本音で話し、ひとつの目標に向かって努力する。委員会などの活動でつながりもできて、特に、同期メンバーの5、6人でつくる「塾」仲間との関係はとても強くて深い。塾の活動は3ヶ月程度ですが、塾対抗のディベートや料理対決など、密度の濃さがものすごくて。「同期同塾」という言葉があり、毎年同窓会があるだけじゃなく、卒業後も友情が続くと聞いています。
米沢
目標に向かって夜中まで話し合い、時には徹夜することもある。社会人になってそれだけの時間を共有することはないから、関係は深まるよね。本気になって取り組むから、鼻っ柱を折られるし、時にはケンカにもなるけれど(笑)、熱く、前向きになれる。会社だと愚痴を言うこともあるけれど、JCメンバーの間ではポジティブな言葉しか出てこない。
西野
29歳で金沢に戻った時は、僕らの世代で頑張っている人なんていないと思ってた。でも、JCに入って驚いたのは、こんなに意識が高くて、こんなに優秀な人がたくさんいるんだなと。ある会員が「JCは最後の学び舎」と言っていて、本当にそうだと思います。ゴルフにテニス、グルメ部会など、部活みたいな活動もあるし。大人でも何かに打ち込める良い機会ですよね。
米沢
JCには人脈づくりで入る人が多いけど、5年くらいたつと、誰も「人脈」とは言わなくなる。それって、活動が自分のためじゃなくなるから。だんだん事業の本質を見ていくと、自分のことが最優先ではなくなってくる。自分さえしっかりしてくれば、見る風景が変わってくるよね。JC活動が結果的に自分の仕事につながることはあっても、仕事のためにJC活動をしているという人はいないんじゃないかな。
宮地
僕は3年目でまだ分からない部分もあるんですが、JCには入ったらやめられない魅力があるのは確かですよね。

なぜ、JCだったのか。

SNSのコミュニティや習いごと、各種交流会…。
誰かとつながろうと思えば、いろんな方法がある現代。
その中で、JCを選ぶ理由とは何か。

JCに入るきっかけって、何でしたか?

西野
契機となったのは、やはり昨年の世界会議ですね。JCのことはよく知らなかったけど、JCに入った人はみんな「いい」と言い、入っていない人は「あんなのに入るのか」と言うわけ。時間とお金を取られるとも聞いてたので、結構葛藤はありましたが、世界会議は世界中から人が集まる千載一遇のイベント。金沢でこのようなイベントに関われるチャンスは一生ないだろうと思ったのが大きかった。

JCは、誰かに誘われて入会することがほとんどだと思いますが、
犬塚さんは自らJCの門を叩いた、言わばレアキャラです。

犬塚
弁護士の仕事を始めて5年ほどたって仕事に慣れてきた頃、この先の人生を考えると、今やっておかなくてはいけないことがあるんじゃないかと思って。狭い業界の中にいると、その立ち位置でしか物事を見ることができないと感じて視野を広げたいなと。

視野を広げたその先にあるものって、何なんですかね。

犬塚
弁護士の依頼者って、一般の方々ですよね。その立場になって物事を考えられなければ、良いサービスができません。そこで、石川にどういう団体があるのかを調べた時に出てきたのがJCでした。JCにはいろんな業種の人が集まっていますし、何より大きかったのは、活動が40歳までしかできないということ。ゴールが明確で、その期間でどうチャレンジしていくかという部分が自分に合っていると感じ、入会を決めました。

JCにメリットはあるのか。

これまでも暇ではなかった日々。
入会後には、膨大な量の課題やJC活動が待ち受けている。
仕事とJCの両立に、果たしてメリットはあるのだろうか。

さんは、JCに入って1年が過ぎようとしています。いろいろ思うところがあるのでは?

JCでは人に恵まれていると感じていますが、職場に気を遣ってしまうのが苦しいところです。
西野
仕事を抜け出して堂々とは出にくいですよね、仕事を優先させたいから。さんの気持ちはすごくよく分かる。もっとJCの活動を知ってもらえればとも思いますが、それは今後の広報委員会にかかっていますね。
米沢
自分も始めのうちは、後ろめたくて職場の人に言えなかった。でも、今思うと上司とのコミュニケーション不足があったと思う。一生懸命やる人間に対しては、人は背中を押してくれるもの。だからこそ、隠すべきではないよね。

JCに入ったことで、自分が成長した、変わったなと思うことってありますか?

人前で話すことが苦にならなくなりました。いきなり振られても、進んで前に出て話せるようになったり。
米沢
JCでは人前に出る機会がたくさんあるけれど、それを自分のものにできるかがカギ。その機会を進んで穫りにいけば、自分のためになり、引いては会社のためになる。
宮地
度胸がつきますよね。バーチャルソサエティというか、JCでは失敗もするし怒られもするんですけど、その経験は職場で役立てられる。
米沢
入会した時に言われたのが、『JCには「はい」「イエス」「分かりました」の3つしかない』ということ(笑)。社会で上の立場にいる人も、一から叩き込まれる場所。活動は厳しいけれど、おかげで会社の人に優しくなれるし、感謝の気持ちも出てくる。そこに気付けるかはその人次第だけどね。
西野
JCでは、年数が経つと立場が上になっていく。自分もこの委員会では最年少なのに委員長です。年上の人にものを頼むなんておこがましいと思うけれど、立場的にやらなくてはいけない。それを、続けていくと慣れてきて、会社でも気にせずできるようになってくる。言わないといけないと思ったことを摩擦や批判を気にせず言えるようになったことは自分でも感じる変化ですね。
犬塚
働き方が変わりました。入会前は時間を自由に使い、残業もしていました。だけど、JCでは自ら時間を見つけていかなければいけません。自然と仕事の能率を意識するようになりましたね。
西野
時間をつくるためには、仕事を凝縮してこなすというのもあるけど、誰かに任せるというのもひとつの手段だよね。基本は人間の能力なんてほとんど変わらないと思うんですよ、もちろんごく一部のずば抜けた能力をもっている人もいるけどね。じゃあなんで差がでるかっていうとやるかやらないかの差だと思うの。だからこそ任せちゃえばいいんだと思う。任せることで、その人自身も成長するし、その人が成長すれば会社全体のボトムアップにもつながりますよね。

これからの金沢JC、
広報委員会の役割。

金沢のまち、ひとのために、本気で熱く取り組むJC。
「このままではいけない」と感じるメンバーも多い。
なぜ、そう思うのか。そして、どうすればいいのか。

これから金沢JCは、どう行動していくべきでしょうか。

JCはきちんと活動しているのですが、「飲み会ばかりしている」「すごい飲み方をする」と感じている人が多いのも確かですよね。このイメージを払拭することも必要だと思います。
西野
本当に認められている存在であれば、人が自然と集まってくるはず。いいこと、楽しいことをやっているのだから、もっと認知、理解、参加が増えてもいいはず。でもそうなっていないということは、きっとこれまでの金沢JCはしっかり発信することが足りていなかったんだと思う。
米沢
発信はし続けないといけないよね。去年は世界会議があってCMも流れていたけれど、家族も世界会議があることを知らなかった。金沢JCの中では「CMも広告も出したし、知っているだろう」という気持ちがあるかもしれないけれど、恐らく市民のみなさんは「JCが何かやるんだな」程度の認識で、実際何をやるのか、それが金沢の街にどのように影響しているかということまでは知らなかったと思う。
宮地
CMは見たけれど、JCが何をやっているか分からない、という人は多かったと思います。
米沢
市民のうち、50%はJCについて全く知らない人、残り50%は存在を知っているけど何をやっているかは分からない、という人たちだと思う。どちらにアプローチしたらいいんだろう。

後者のみなさんだと思います。金沢JCが知られていないのは、打ち出し方の弱さもあるけれど、
何より活動を「自分ごと」に感じてもらえないのが大きいと思います。
ゴミ拾いなど小さなことでも、市民のみなさんと協同することが大事なんじゃないかな。
何か、みんなで汗をかきながらできることをしたいですね。

犬塚
知られていないのは、行っていることにズレがあるのかな。事業を知ってもらうというより、知ってもらえる事業を考えなくてはいけないんでしょうか。
米沢
極端な話、金沢のみなさんに知ってもらうことは、広報の役割としてはあるかもしれないけれど、金沢JCとしては、二の次なわけよね。みんなに知ってもらうために事業をするわけではなくて、金沢の経済や、明るい金沢の未来のために今何をしなくてはいけないのか。それが、燈涼会やかなざわ国際みらい塾だったりするんだよね。
西野
理解はできますが、知られていない事業って意味を持つのでしょうか
米沢
たとえば、国際交流事業が認知されていないとして。でも、留学生が金沢の素晴らしさを学んだり、それを自国に帰ってスピーカーとして発信するっていうのは、仮に金沢市民が知らなかったとしても、意味がまったくないわけではないよね。
西野
確かに。思うような結果につながっていないのは、これまでの歴史を踏まえていないことも一因ではないかと。失敗は、色々重ねた時に、その点が線になって何かに役立つもの。これまでは「点」のみになっているように感じます。
宮地
JCは活動が1年単位ということもあって、過去の結果が残っていないのは問題かもしれませんね。データベースで残すようなシステムなど、何か構築するべきでしょうね。
西野
周りの人に「JC」って知ってると聞くと、残念ながら「女子中学生」答える人の方が多いけど(笑)、「Junior Chamber(青年会議所)」だねって言われるようになりたいですね。JC以外の人から「JCに入っているんだ、がんばってるよね」と言われたら、会員は絶対嬉しいと思う。広報委員会は、現会員のモチベーションを上げるためにも、頑張らなくては。「Clubism」への出稿やタブロイドの発行など、これまでやっていないことに挑戦するのは、次につながる一歩だと感じています。

スター選手的な存在を金沢JCメンバーの中でプロデュースするのも一つの方法です。
そういう存在がいれば、「あの人がいるならJCに入りたい」と思ってもらえる。
また、難解な言葉を使われると、読む気になりませんよね。
知られるために、かみ砕いて伝える。それが、本来の広報の役割だと思います。

米沢
金沢JCをひと言でいえる何かがほしいよね。それは「世界平和」ではあるんだけど、抽象的過ぎてピンと来ない。もっと分かりやすいひと言がほしいよね。一人ひとりの中ではあるんだけど、端的に言える何かが。
西野
ぜひ、今年の広報委員会で出したいですね。みなさん、頑張りましょう!