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国際交流委員会

現役JCメンバーがトークする委員会別座談会。
第十回目の今回は国際交流委員会のみなさまにお集まりいただきました。

JCって、何?

JC=青年会議所。
金沢青年会議所ではどんな活動をしているんだろう。

国際交流委員会というとそのまま国際交流を推進する委員会と言うことだと思いますが、具体的に何を目的にしてどのような国際交流を行うのでしょう?

黒橋
国際交流委員会は金沢JCの組織の中で人材開発室の中にあるんです。二つの大きな事業を実施していまして一つがかなざわ国際みらい塾、そしてもう一つがグローバルイノベーションコンテストというものです。
鍋島
かなざわ国際みらい塾は人材開発に直結するもので、地域の大学生に国際交流を体験してもらうものですね。
グローバルイノベーションコンテストは金沢の発展につながる国際交流事業を募集するものです。どちらかというと地域開発の事業ですね。人材育成って結局のところ地域開発につながると考えているんです。
河上
人材開発と地域開発は表裏一体なんです。金沢JCの中でも、国際交流事業は年によっては地域開発に区分されることもあるんですよ。最終的な目的は同じで金沢の更なる発展のためですね。
黒橋
金沢に来てくれる優秀な留学生って金沢に就職しないことが多いんだよね。自国に戻ったりとか、いわゆる東名阪で大手企業に行ったりとか。金沢ってホップステップになっちゃってる。ジャンプの着地点になっていないんです。
柏木
本当は金沢を学生のジャンプの着地点にしたいんです。具体的に言うと金沢に定住してもらえるようにしないと金沢の発展につながらないですよね。せっかく金沢は学都といわれるほどたくさんの学校があって優秀な学生もたくさんいるのに。
柏木
黒橋
金沢でもこれだけ国際色豊かに暮していけるんだよとわかってもらって、外国人の定住人口の増加っていうところまで考えるのが国際交流かなと。そうすると人材開発室の枠を超えちゃう。だから地域開発にもなるんですよね。
黒橋

それではまず、かなざわ国際みらい塾について教えていただけますか。

河上
金沢の魅力や課題を自分自身で発見しながら、金沢のことを自分の言葉で国内外を問わずに発信出来るようになってもらうことを目的としています。
正水
日本人同士でも違う大学の学生や、バックグラウンドが違う学生と意見の交換をして、相互理解を深めてもらい、金沢を一緒に発展させようということを狙っています。
黒橋
河上
そうそう、ひとつのテーマに対して一生懸命考えて発信する。そういう事を真剣に考えた時に人間は成長すると思うんです。特に発信力とコミュニケーション力をいかに成長させてあげられるかを考えましたね。
河上
黒橋
補足すると、同じ地域にあっても大学間の行き来ってあんまりないんですよ。みらい塾を通してそれぞれの学生が交流する、実はこれってすごい新鮮なことなんです。これをやれるのはやっぱりJCなんだろうなって思います。この地域の問題点をクリアしたいんです。
鍋島
意外なんですけど、大学の中ではそういう事業もあったりするんですけど、あまり周りには伝播されていないんです。同じ大学なのに、みらい塾に来て初めて会ったという学生たちもいました。
かなざわびと育成委員会では小学生を対象にしているのに対し、この事業は大学生を対象にしているんです。
黒橋
大学生は一番国際交流しやすい層だよね。外国語の教養も備わっているし、国際交流への意欲もあるし、そういった意味で国際交流の土壌がそろってる。
正水
それにすぐに次世代を担うということもあります。卒業したらすぐに社会人ですから。
河上
金沢の発展を考えたときには継続的に国際交流活動ができるようにしないといけないんですよね。だからすぐにでもそういう活動ができる人たちも育成しなくちゃいけない。金沢JCとして次の世代を横断的にカバーしているってことだよね。
河上
かなざわ国際みらい塾では第1回、第2回とそれぞれの学生同士の相互理解を促すためのプログラムを行いました。1回目はアイスブレイク、2回目は金沢の魅力を再発見してもらうために伝統工芸と茶道と食文化を体験するためのフィールドワークです。
鍋島
第3回では、第2回で知った金沢の魅力を伝えるための動画をみんなで作って発信してもらいました。そして第4回では同じように金沢の魅力をみんなに伝えられるように金沢の「まいどさん」という観光ガイド体験をしてもらいました。
河上
フィールドワークではあるんですが、自分たちの視点で見てきた内容を、自分たちが伝える立場として捉えてもらいたかったんです。
第5回ではみらい塾を通して感じたことを発表してもらったんですけど、「自分のコミュニケーション能力や英語力の足りない部分をこのみらい塾を通じて気づいたのでここを伸ばしていきたい」って言ってくれた学生がいたんです。僕はこれに本当に感動してしまって。金沢の課題を見つけてもらうはずが、その延長として自分自身の成長につなげてくれたなって。とても前向きに発言をしてくれたことがすごいうれしくて、みらい塾をやって本当に良かったなって思いました。
杉浦
フィールドワークの内容は学生たちに楽しんでもらおうって本当に一生懸命考えたんですよ。そのプランで学生が実際に楽しんでる姿を見たらやっぱり嬉しかったですね。
杉浦
一番印象に残っているのは着物の着付け体験の時に海外の学生がすごく喜んでくれたんです。その着付けを担当してくれた方が僕の知り合いだったんですが、その方は海外からの観光客の対応を何度もされている方で、その方の海外の人に対する接し方は本当に参考になりました。普段そんな経験は無いので。
河上
そうだよね。この事業を通して、逆に我々JCメンバーの方がグローバルになったって感じだったね(笑)
黒橋
そうなんだよね。実は我々は国際交流の素人なんですよね。この一年間でやるだけだし、それまでやったことないでしょ。でも学生ってそれ以前に色々とやってるんだよね。そういう意味では先駆者で経験値があって。我々は場所を与えているだけ。学生の自主性がないと成立しないよね。
正水
やっぱり学生のモチベーション高いですよね。基本的に。
河上
そのモチベーション高い学生たちに、次のステップの考えを出してもらえたことは良い事だったと思うよ。
鍋島
普段僕らと学生たちとの接点と言えばアルバイトの学生ぐらいしかないんですよね。それとは違うところで接してみて、例えば考え方がまだ若いなっていう部分とこれからの可能性がすごく大きいなっていう部分を感じられたんです。自分も何かこの学生たちにやってあげたいなって思う事が出来たのは自分にとって本当に大きいですね。
杉浦
学生と接することで当時の自分はこんなすごい考え方持ってなかったなと思いましたね。そう思うと自分ももっと色々出来たかなって後悔するというのはあります(笑)。だからこそ、この学生たちに何かやってあげたいなという想いがありました。
柏木
若い人と出会う事によってそのパワーを貰ったりだとか、改めて自分の立ち位置に気付くってこともありましたね。
河上
みらい塾に参加しくれた学生は何に対しても一生懸命取り組んでくれたね。学生のあの一生懸命さを見ていると真摯に気持ちを新たにさせられたよね。

なかなか皆さん想いが強くて議論が絶えませんが、そろそろグローバルイノベーションコンテストについて教えてください。

黒橋
さっきの話でもあったけど、大学生が次の金沢の国際交流を担っていくと思っているんですよ。大学生が主体的に考えた新しいアイデアこそ、これからの金沢の発展に必要であると考えました。
河上
大学生のパワーを感じたというのは既に分かってもらえたかと思います(笑)。だから、大学生がやりたいことをやるべきで、それが新しい金沢の国際交流の一つの芽になるのではないかなと。
黒橋
「融合」や「新しい化学反応」という発想が欲しくてイノベーションという言葉を使いました。JCはどちらかというと産学官の産と言えると思いますが、産学が連携して人材を育成し、地域の活性化につながるアイデアを集めたいんです。
実際に多くの応募をいただいて、JC内で4件に絞りました。
黒橋
最終審査は金沢市国際交流課、金沢国際交流財団、金沢市国際交流員の代表者と金沢JCの鈴木理事長で最終審査をします。事前に金沢JCメンバーと関連グループの方々から投票をしてもらっているので、それを合算した合計点数で順位を決めます。
河上
我々の目線ではなくて、学生たちが自分自身で国際交流を考えた時にどんな事をしたいんだろうと考えたんです。大学の先生もそれには共感してくれたんです。だからこれまで我々が考えているような枠を飛び越えた、発想として伸びしろがある案を選びたいと思います。
黒橋
だからユーモアあふれるアイデアでいいんですよ。学生らしい突き抜けたものでも良いと思う。出てきたアイデアは金沢市国際交流の関係者に伝えて、学生はこんなこと考えているよってことを発信してあげようと考えています。
河上
みらい塾の最後の発表の時に、「次世代の金沢の国際交流を担うのは僕たちです」って言ってくれた学生がいるんだよね。このコンテストをやる意味はそこに集約されたかなって思ってます。
黒橋
みらい塾とコンテストがジョイントした瞬間。違った事をやっていないという確信を得たよね。

ありがとうございました。それでは皆さんJCに入って良かったと思いますか?

一同
良かった!
正水
僕はもともと県外から来ているので石川県で知り合いが少ないので人脈がほしかったんですよ。そういう面ではとても良かったです。委員会メンバーとはもちろん、その他の委員会のメンバーとも知り合いになれました。
黒橋
事業構築でも本当に苦労させてしまったけど、それもあって一致団結したところもあるよね。
正水
僕は新入会員なので年度の途中から参加したのですが、事業内容がそこから3~4回も変わって大変でした(笑)。逆に言うと他の委員会に配属されていたらこんな経験はできなかったでしょうね。だからちょっと得したかなって思っています。
柏木
僕も新入会員ですが、なかなか時間調整が難しいところがあって。「JCは加圧トレーニング」って表現されることもありますが、自分はその加圧に耐えられても、家族の負担になってしまうところもあって。
黒橋
これは一つの考え方なんだけど家庭とJCの両立というハードルをどうクリアするかってことだよね。本業が忙しくなって同じような状況になることもあるからJCだからという話でもないんだよね。必要な時にどう時間を作り出せるようになるかって考えられるといいよね。
正水
実は僕は今日が結婚記念日なんですよ。何でそんな時に委員会に行くんだってことになるから、だから昨日花束を贈ったんです。
一同
おー、いいね!
黒橋
そうそう、そういう心遣いが大事だよね。
鍋島
JCを誰のためにやってるんだってことだよね。
黒橋
自分のためにやっているのか、それとも家族のためかだよね。俺は家族のためにやっているつもりだけど、そう伝えてないからトラブルが起きることもあるんだよね(笑)。
一同
そこまで分かってるなら何で言わないんですか(笑)
黒橋
俺ってサラリーマンじゃん。俺がクビになったとしても今ここにいる経営者のメンバー達に雇ってもらえるかもしれない(笑)。誰のためってこれはもちろん自分を含めて家族のためだよね。
河上
僕も同意見。会社が倒産してしまった時に自分だけじゃなくて子供を雇ってよって言えるようなつながりが出来てるよね。
黒橋
俺の場合は、JCという組織の中でみんなどうやってこの関係を継続するかって考える。その関係は何のためかと言えば自分や家族のためだよね。これを伝えるのが大事だよね。先輩方によく言われるのは「円満の秘訣はやっぱり伝えることだ」ってこと。
柏木
JCに入ったのは自分の意思だし、今それを継続してやっているっていうのも自分の意思なんですよね。だから今やっていることを話してみようと思います。
杉浦
僕もJC入って良かったです。入会当初は嫁さんからの不満もありがましたが、JCで何をしているのかちゃんと伝えるようにしたんです。こんな事業をやってるって。そうすると今日ここへ来るときも「行ってらっしゃい、気をつけてねって」言われたんです。それは本当に嬉しかったです。嫁も変わったけど僕も変わったんですよね。最初は色々と半信半疑で活動していましたが、今は本当に良かったって思っています。
黒橋
ちゃんと伝えているって言うのが偉いよね。
河上
ぶっちゃけると俺は入って良かったかは分からんわ(笑)4年やって理事させてもらったけどまだ分からないな。酒のつまみはたくさん出来たけどね(笑)。
鍋島
家族には事業の事は話したりしないんですか?
河上
それは話してるね。まぁ実はJC入ってよかったと思ってるよ。いろんな人たちとと仲良くなれたしね。
杉浦
やっぱり良かったんじゃないですか、天邪鬼(笑)
正水
こう見るとやっぱりみなさんJCでの自分の成長よりも人とのつながりを重視しているんですね。
河上
この年になるとなかなか叱ってくれる人もいないから、そういう経験は逆に気持ちいいよね。30歳を過ぎてからなかなか怒られることもないしね。怒られて初めて気づくことも多いよ。
僕も入って良かったです。最初は色んな人とつながることで仕事を増やしたいとの想いから入ったんです。異業種交流会ってほかにもあるんですけど、これだけ濃い時間を一年間通じて経験できる場所は他にないですね。同期と衝突したり、後輩を叱ったりするのって他にないですよね(笑)それを最後にはこうして笑い飛ばせるんですし。
一同
確かにそうだね(笑)
入会した時の目的と現在得られたものは少し違うと言うか、それ以上の価値に気づくことができたなって思いますね。入会する前は見えなかった価値が入会し成長することで見えるようになる…これパラダイムシフトなのかもしれませんね(笑)
黒橋
俺もJC入って良かったね。JCってサラリーマンからすると憧れる部分もあるんだよね。委員長を引き受けるときに社長から「今の会社の一部署と同じくらいの組織長と同じ事をやるんだから、組織論を勉強してこい」って。離脱したメンバーも途中から入ってきたメンバーもいるけど、そういうところは会社と一緒で、色んな意味で自分の考え通りにできないところあるし、考え通りに動いていただいているところもあるし。
黒橋
JC活動は失敗していいっていうのもいいところで、会社では出来ないよね。JCってみんなで考えていいことだって思えることをできるっていう点ではすごくいい組織だよね。本当はあと10年とはいえないけど3年はやりたいね。
鍋島
僕も良かったですね。一番うれしいのはJCのみんなが職場に来てくれることですね。みんなの家族にもお会いできるし。
一同
確かに何度も行ったねー。
鍋島
JC活動しているとJCメンバーとのつながりは濃くなるけど、メンバーのご家族にまでお会いする機会って少ないじゃないですか。家族も来てくれることで自分を知ってもえるし、メープルハウスもJCメンバーだって分かってもらうことで、家族や社員にJC活動を伝えるための橋渡しになれればいいなって。
河上
これ一番いいパターンだよね。
鍋島
家族を連れてきていただくことで、本人がJCでどんなに頑張っているかを伝えたいなって思いますね。
杉浦
JCでの打ち合わせでも家族でもお店を利用させてもらってます。家族にもJC活動への理解が広がりました。
鍋島
そういうの本当に嬉しいです。

家庭の事情にまで踏み込んだ、でもJCひいては忙しい社会人のみなさまには良くある問題についても熱く語っていただきました。みなさま本当にありがとうございました!